宇崎くん08
宇崎くんにパフェを奢ったきのした。
映画編に今日は飛ぶと思うじゃないですか。
まだあるんです。
カフェにまで来るのに30分かかっているので、帰りも30分かかるわけです。
わたしの車は某ファミレスにあるしな。
車でトークタイムです。
本当に会話はできるのに残念すぎる男だぜ、宇崎。
きのした「宇崎くん、職場で出会いとかないの？」
宇崎くんの職業は女の人が多い職場だなと思ったので聞いてみました。
まあ、この宇崎くんじゃあ出会いあってもだろうなって思ってましたけど。一応。
宇崎くん「女の人はいるんだけどねー、なんか女の職場って感じで女の人の嫌な部分ばっかり見えちゃってさー」
きのした「あー、女の職場ってちょっと怖そうだよね」
宇崎くん「俺は同業者は絶対無理だね」
きのした「ふーん。そういえば前彼女いたのっていつ？」
宇崎くん「４年前くらいにいたっきりいないよ」
きのした「わたしもそれくらいいないよ」
思わぬ共通点見つけて、聞かれてもいないのに答えるきのした。
宇崎くんはわたしの恋愛遍歴は興味ないようで、自分の話をし続けます。
宇崎くん「俺って浮気性なんだよね」
きのした「え…」
宇崎くん「でもちゃんと謝ったんだよ。それ以来、彼女以外の女の子の連絡先は登録しないようにしてるし」
きのした「へー、すごいねー（真顔）」
自分で浮気します俺って言ってくる男、初めて見た。
あと反省してない感がすごおい。
きのした「浮気は嫌だよねー、浮気性って言い方だと何回か浮気してるみたいに聞こえるけどｗ」
宇崎くん「あ、うん。２回したことある」
アウトー！
きのしたが無し判定されてるからこうぶっちゃけてくれるんだろうけど、無理だわー！
浮気アピールして、きのしたにどうしてほしいんだろう…
同意されるとでも思ってるんでしょうか？
宇崎くんが理解できない。
宇崎くん「あ、でも、今はしないよ、前の彼女が許してくれてから つい」
ついじゃねーわ、絶対次もするやん？
きのした「そうなんだーあ、そういう話ってあんまりしない方がいいと思うよー、宇崎くんマイナスでしかないよそれー」
宇崎くん「え…あ、俺、素直だから何でも話しちゃうんだよね…」
きのした「そっかー。素直って自分から言っちゃうとこもなんかわたしはやだなー（笑顔）」
これを機に宇崎くんのテンションはだだ下がり、何もしゃべらなくなってしまったのです。
無言の車内きついんだって～～～～！
きのした言い過ぎた？
でも今後の宇崎くんのためだと思って！
（きのしたそういうとこだよ）
とりあえずネタを変えようと思って話をふりまくったんですが、宇崎くんの機嫌は直りませんでした。
めんどくせえ男だな。だんだんイライラしてきました。なのできのしたももう口を閉じてました。
そんなこんなして某ファミレスに戻ってきました。
ようやく解放される…
もう映画も無しだなこれは。宇崎くんから連絡も来なくなる大団円！
きのした「運転ありがとうね～、今日はお疲れ様でした！じゃ…」
車が停車して、ドアをあけて笑顔でさよならしようとしたのですが…
宇崎くんがこんなことを言ってきたのです。
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