宇崎くん04
宇崎くんの素直な態度にきのしたも大人げなかったなと少し反省。
（お察しの通り、この反省は後に不要だったと気づくきのしただが、まだ先の話である。）
宇崎くんと会うのが億劫で仕方なかったのですが、現地集合になったので会うことにしました。
そして、約束の日
きのしたは仕事の関係で出発が遅くなってしまいました。
遅刻されるのが嫌なきのした。
遅刻するのは、もっと嫌でした。
なので宇崎くんにLINEで遅れそうだということを伝えました。
きのした「ごめんなさい！約束の時間に間に合わなさそうです！10分位遅くなりそうです(´×ω×`)」
宇崎くん「わかった！ゆっくりでいいよ。気をつけて」
きのした「ごめんなさい！また着いたら連絡します」
とにかく急ぐしかねぇ！
人を待たせるのが苦手です、相手の時間を奪う行為だと思っているので申し訳なさでいっぱいです。
現地に、なんとか5分前に到着しました。
駐車場を見渡しましたが、宇崎くんらしき人がいないようだったので
（むしろ顔をよく覚えていなかったので）
LINE通話で宇崎くんに連絡してみました。
宇崎くん『もしもし』
きのした「ごめんなさい！今着きました！どこにいますか？」
宇崎くん『えっ！もう着いたんですか！あっ！ちょっと待って』
きのした「お待たせしてしまって申し訳ないです……」
宇崎くん『まだ来ないと思って近くのコンビニにいたから、ちょっと待っててもらえますか？』
きのした「あ、はい」
コンビニ……
まあ、待たせたのきのしただし！
10分遅れるって言っといて5分に着いたけど！
近場にコンビニが見えないので結構遠くまで行ってるのかもしれません。
だとしたら10分くらい車で待っててくれないかなと思ってしまい、モヤッとしました。
宇崎くんは、きのしたをモヤッとさせる天才か？
しばらく待っていると宇崎くんから着信が
きのした「もしもし」
宇崎くん『戻りました！入口のとこいます』
入口のところに体の大きい男が一人いました。
宇崎くんですね。
Tシャツにチェックの柄シャツを羽織ってチノパンみたいな出で立ち。
服のセンスは普通ですね。
オシャレって感じではないですが、無くはないです！
きのした「お待たせしてしまって、すみませんでした！きのしたです」
宇崎くん「俺の方こそすみません！もっと遅くくるのかと思ってて」
きのした「いえいえ、中入りましょうか」
話を切り上げて中に入ります。
金曜日の夜です。
結構混んでましたが、なんとか座れました。
きのした「わたしは、このトマトパスタで」
宇崎くん「はや！」
きのした「食べたいもの決めてたので」
宇崎くん「そうなんですね、俺は何にしようかな」
宇崎くんはメニューを見て、迷ってる様子です。
ちょっと待てよ、お前食べたいのあったんじゃねーのか、おい。
暫く悩んだ末に、トマトパスタとハンバーグセットとピザを頼みました。
宇崎くんがハンバーグかピザで悩んでたので、半分こしましょうか、ピザ。と提案したのです。
食いたいのあったんじゃねーのかよ。
お腹すいてたので、イライラしちゃった☆
料理が運ばれてくるまで宇崎くんとトークです。
きのした「宇崎くんは、今日は休みですか？」
宇崎くん「そうだね～、きのしたさんはお仕事お疲れ様でーす」
きのした「ありがとうございます。普段はこんな遅くならないんですけどね。宇崎くんは仕事ある時は何時に終わりますか？」
宇崎くん「俺は、まちまちかな。遅い時は22時すぎるし」
きのした「それは遅いですね～」
仕事の話を主にしていたのですが、
ちょいちょい出てくるワードが気になりました。
「俺、節約得意で」
「趣味貯金っていうか」
「給料はほぼ貯金してる」
守銭奴か……？
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